夫婦で共働きの家庭では、家事負担も50%が理想とされます。そのためには旦那さん(夫)に上手く家事を負担されるのがコツとなります。
妻と夫で勤務体制や時間が異なる場合も、家事分担表などでしっかり管理できますす、子供がいれば育児の分担も可能になります。
こちらでは、夫婦の家事負担が上手く行っている例を参考に、家事の分担方法を解説していきます。
共働きの家事は夫の協力の実態は?
共働きの家庭なのに、家事に協力しない夫って世の中にどれぐらいいるのでしょうか?
「家事は女性の仕事」なんていう認識は、今や時代錯誤です。現代の社会では、結婚後もフルタイムでバリバリ働いている女性が大勢いますからね。
では、夫も妻も働いている世帯では、家事分担はどのようになっているのでしょうか?
共働き夫婦の家事分担データ
まず、実際のデータなんですが、昔と比べるとこんなに違う!って思いました。
参考にしたのは、こちらのサイトです。
2016年 共働き夫婦の家事分担調査。夫の家事参加はどこまで進んだか?
https://honote.macromill.com/report/20160913/
こちらは2016年に、夫婦ともにフルタイム勤務の世帯を対象とした統計です。
夫婦間の家事分担割合の理想について、夫50%妻50%とする割合が、全体の44.4%でトップです。
これに対し、実際の家事分担割合は、夫10%妻90%が、全体の22.9%でトップでした。
年代別で見てみると、
30代になると、夫10%妻90%が全体の23.2%とトップ。
40代では、夫10%妻90%の割合が30代よりも増え全体の26.1%でトップ
となっています。若い年代ほど、家事分担が進んでいるようです。
同じ条件で、翌2017年に実施したこちらの統計では、
2017年 共働き夫婦の家事分担調査。夫の家事分担率は平均30%
https://honote.macromill.com/report/20171024/
分担割合の理想が、夫50%妻50%で全体の36.7%と、前年より減少したものの依然トップでした。
対して、実際の分担割合は、夫10%妻90%が24.0%と、こちらは前年よりもやや増加していました。
過半数の家庭は奥さんが家事の中心
実際の分担状況について伺ったところ、「妻がほとんどの家事を担っている」が29.7%。
次いで、「妻が主に家事を担っているが、夫も少し分担している」が36.3%となっています。
過半数の66%の家庭で、妻が主に家事を担っているという結果になりました。
また、夫婦のみの世帯と子ども有りの世帯、妻がパート勤務の場合、など条件が異なると割合も変わってくるようです。
共働き家庭での家事分担のコツ
妻も夫も仕事が忙しく家事ができない…そんな時はまず2人でよく話し合ってみることが肝心です。
家事の分担については、夫婦間のケンカの原因になりやすいのでお互いの状況や思いを理解し合うことが大切になります。
例えば、「どちらも多忙で時間が無い」という場合。
平日に時間が取れなければ、休日に分担してまとめてやるのも良いでしょう。隙間時間に出来ることだけをするのでも、結構違ってきます。
もし経済的に余裕があるようなら、家事代行を頼んでみたり、どちらかの両親にお願いするという選択肢もあります。
最近はネットで気軽にお願いできる家事代行サービスも増えていて、気になる部分だけ、不得意な家事だけ依頼することも可能です。
家事代行・便利家電など上手に利用する
共働きの夫婦そろって「どちらも家事が苦手」という場合もあるでしょう。上手にできない家事を、仕事帰りに分担シて行うことは時間的にも肉体的にも、精神的にも辛い苦行となります。
今の時代は、優れた家電製品が豊富にそろっています。省力化・自動化できる便利化な家電から、AIが人間以上の仕上がりで家事をこなしてくれる家電まで一般的になりました。
家電製品に家事の負担を頼ってしまうのも一つの方法です。
また、料理が苦手なら曜日によっては外食やスーパーのお惣菜をメインにする、宅配やデリバリーもうまく活用することで時短できるでしょう。
食材の買い物にいけないなら、食材や野菜を定期的に届けけてくれるサービス。洗濯物も宅配で送れば、洗って戻してくれるサービスも復旧してきています。こうした便利は宅配サービスも検討してみましょう。
やることの分担をハッキリさせてしまう
また本来は、時間が空いた時に出来るほうがやれば良いのでしょうが、「夫が家事をやらないので妻の負担が大きくなっている状況」も大きなトラブルの原因になります。
夫婦で仕事をしている以上、どちらかに比重が偏るのは決してフェアな状態でなありません。
このような場合は、「料理は妻」「後片付けは夫」というように、はっきりと役割分担を決めてしまうのが良いかもしれません。
日毎・週毎などで分担表を作成して見えるところに貼っておく、今日の分を終わらせたらチェックを入れるようにする、など目に見えるようにしておくと効果的でしょう。
逆に、分担しない妥協も必要
思い切って分担しない、という手もあります。
家庭の形はそれぞれですので、家事分担に対してお互いにストレスを感じているようであれば、妻か夫のどちらかが全てを担ってしまう、というのも結果的に良い方向に向かうかもしれません。
すべての家事をずっと夫か妻が担うのではなく、曜日ごとに分けるとか週ごとに分けるといった期限を区切った体制もありでしょう。お互いの仕事の繁忙期に合わせてメリハリを付けることも可能になります。
家事の分担を決めてしまうと、無理をしたところで決して長続きはしません。全てを完璧にやろうとは思わないで、手を抜けるところは抜くことも大事です。
最後はお互いのパートナーシップが需要になる
夫婦生活で大切なのは、2人がお互いに気持ち良く生活できることです。
「親しき仲にも礼儀あり」とはよく言いますが、家事についてもお互いに「ありがとう」の気持ちを忘れずに、協力し合って日々を過ごしていきたいですね。